第2回(10月22日)放送内容

ゲスト 藤井フミヤ
テーマ 男はなぜ女心が判らないのか?

今回のテキストとなるのは、フランスの解剖学者デュヴァルが書いた論文「芸術家のための解剖学」。この論文の中でデュヴァ ルは、人間の顔には100以上もの様々な筋肉が潜んでおり、実に複雑、精妙、みごとな動きをする。そしてそこから驚き、悲しみ、怒り、興奮、軽蔑・・・といったあらゆる表現をすることができると書いています。
そこで江角博士はデュヴァルの作った人間の表情をあらわす2枚の図を使ってある実験を行うことにしました。12種類の表情の中から博士の指定した「ある表情」を読み取ります。

江角博士が今回立証したいのは「男性は女性にくらべて表情を読むのが苦手」という説。
これは、男性と女性の脳のある部分が違うことから説明されるという。女性が男性の嘘をすばやく見抜いたり、逆に男性が女心が読めないと悩むのもどうやら脳に関係あるらしいのです。

「男性と女性の脳の違い」
男性にくらべて女性の脳は右脳と左脳をつなぐ「脳梁」という部分が太いのである。脳梁が太いと、左右の脳の情報交換が密に行われる。つまり視覚系中枢(右)と言語機能を司る場所(左)を結んで、「見る」ことと「感じる」こと、そしてそれが何を意味するかを言葉にするという作業がキメ細かく、スピーディーに行われるというわけである。
だから女性の方が子供の頃からおしゃべりが達者だったり、口喧嘩が得意だったりするという。逆に男性は感情を表したくても「うまく言えない」「言葉では説明できない」「言わなくてもわかるだろ」ということになる。まさしく男女のケンカのタネなのです。


実験結果


恋愛心理解剖トーク

江角マキコ博士(以下、博士)  
助手ミヤカワ(以下、ミヤカワ)  
サンプル
藤井(以下、藤井)

博士 フミヤさんは、自分の感情が顔に出る方だと思いますか?
藤井 もう、スグ・・・スグ出る(笑)
博士 分かりやすい?
藤井

もう、モロバレな感じ。

博士 わりと無邪気ですよね(笑)
藤井 かなり無邪気だね。
博士

ドラマに(藤井と)一緒に出たことあるんで、
知ってるんですけど
かなり素直ですよね。

藤井 ウソ、下手だしねー。
ミヤカワ ほうほう
藤井 ウソは大変じゃない? 
一つつくと百ぐらいに膨らんじゃうから。
ミヤカワ じゃあ、ウソをつこうと思った時期はあったんですか?(笑)
藤井 ウソは何コついてきたか、分かんないすね。
博士 うーん、でも
恋愛っていうのは、ウソの連続

だと思うんですよ。
ミヤカワ

ほうほう。

博士

やっぱり、自分をよくみせたい!もっと好かれたい!
そういうことっていうのは、それも含めて、
ウソと言えばウソですから。

藤井 最初はもう、ウソだらけでしょ!!(笑)
博士

ウソだらけで一生懸命
「私のこと好きになって!」
「僕のこと分かって欲い!!」って、
その連続が恋だったりすると思うんですよね。

ミヤカワ なるほど。
ところで藤井さんは、女性の鋭さを感じたこと、ありますか?
藤井

怖いのはねー、やっぱりね、男性が持ち得ない第六感だね!
なんかもし浮気したとするじゃない、
そんな時に限って
なんでこうジャケットを脱いだ時にさあ、
絶対にこぼれないところから
なんで、何かがこぼれちゃったりするわけ!みたいな(笑)ありえない状況が、なぜ自然に起きちゃうんだろうね。
アレなんか逆の場合って(女が浮気した場合)あんまり起きないよね。

ミヤカワ ないですね。(女性は)上手いんですかね?
藤井 なんなんだろうねアレは
ミヤカワ 完全犯罪ならぬ、完全浮気に関しては、
女性の方が上手いってことなんですか?博士?
博士 うーん、、、、、
藤井 上手いと思うよ。
博士

あと、男の人には、罪の意識があるっていうか、
自分で過剰に意識しちゃう部分
はあるかもね

藤井 女にはないのか!?
 

<一同爆笑>

博士

いやいや(笑)
「浮気がバレてんじゃないか」っていう意識ですよ。
逆に女っていうのは割と度胸が良かったりするじゃないですか?

藤井 そうだねー。
博士

さて、、、、(セットの後ろに座っている助手たちの方を振り向きながら)せっかくですんで、助手から何か質問あれば挙手してください。

助手1

ハイ!悩み事があるんですけれども、よろしいですか?
よく彼氏とケンカをしてしまうんですけど、
そういう時、私は色々分かって
欲しいので、話しかけるんですけれども、彼の方は黙ってしまうことが多いんですよ。
どうすればいいんですか?

藤井 ケンカした時?
助手1

そうです。

藤井

オレの場合はね、ケンカし終わるじゃない?
最初はムッとして口きかないんだけど、
いつかは仲直りするんだったら
早くした方が得じゃない!!

博士 うーん
藤井

だからすぐ謝ることにしてる(笑)
あとはね、どしても怒りがおさまらない場合は、
外に出て行くようにしてる!!
で、1人になると、興奮がだんだん・・・

ミヤカワ クールダウンすると
藤井 うん。もう(ケンカの相手が)いるだけで、ムカついてるわけじゃん?こっちは。
博士 うーん、腹がたつっていうのは、そういうことですからね。
藤井 そう、存在にも腹が立つ。
博士

うんうん。

藤井

一番いけないのはね、
例えば男が出て行こうとするじゃん、
もうムカついて、「オレは飲んでくる!」とか言って。
その時に
(女が)「アンタ逃げんの?」とか言って引き止めると、また一からやり直しじゃない。

博士 そうなんですよ!(笑)
藤井 ムカつくじゃん、余計に。
博士

そう、ケンカしているうちに、どんどんその話題がすりかわって、最初に何でケンカしてたか分かんなくなっちゃう。
でも、それは(女が引き止めてしまうのはその男を)好きだからなんですよねー。
特に女の子の場合、分かってもらいたいから、どんどん、どんどん言っちゃう。
出て行こうとしている時は、引き止めないって思ってても、
本当にどっか
行っちゃったらどうしようっていう気持ちから、ついつい引き止めて、話を聞いて欲しい、っていうこととかきっとあると思うんですけど、そういうことってわかります?

藤井 うん。ケンカで枕の羽が部屋中に飛び散ったこともあるし、
リモコンいきなりバラバラにしたこともあるしけど、
それもなぜそうなったかというと、オレは頭冷やそうと思っているのに、出て行こうとするのを止められるような、いわゆるそういう行為があったからなのよ。
博士 フフフフ(笑)
藤井

で、オレ冷静な時にお願いしたの。
「もし次にケンカした場合ね、、、
オレは出て行くから、止めないで!そしたら多分すぐ帰ってくるよ」と。

ミヤカワ ハハハハハハ!!
 

<一同大爆笑>

藤井 ケンカで一番すごい時にね、
恵比寿辺りから多摩川まで歩いてー
博士 ええ!?恵比寿から多摩川ってかなりありますよー!
藤井

土手まで行って、帰りも歩いて帰る予定だったんだけど、
『多摩川だっ!』って喜びいさんで土手を走って降りちゃったら、足くじいちゃって、、

 

<一同大爆笑>

博士 それは何年前ぐらいの出来事ですか?
藤井 それは2年ぐらい前じゃないかなー
博士 最近じゃないですかー!!
ミヤカワ ムチャクチャ最近ですよー
藤井

あっ、もっと最近あったのはねー夜中にやっぱりケンカが起きて、オレは出て行ったわけ、、
でも、カミさんの高いサンダルとか履いてっちゃったもんだから、途中で足にマメできちゃって、、、

<一同爆笑>

ムカついて、それゴミ箱に投げ捨てて裸足で3時間ぐらいまた歩いて、、、、(笑)

ミヤカワ

ハッハッハッハッ!! 子供の家出みたいになってますよ。

藤井

でもさあ、そんだけのケンカ起こしても3時間で終わりだもん!(と、誇らし気)

ミヤカワ

でも、さっきから色々お話聞いてるんですけど、
相手に『出てけ!』って
言ったことはなくて、
全部自分が出て行っちゃうんですよねー(笑)

 

<一同爆笑>

藤井

いやーあのねー、出て行かれるとスゴイ心配、、、、じゃん?
「お金持って行ったかなあ」とか「どこ泊まるんだ」とか、、、、、、

ミヤカワ

優しい!

藤井 自分だったらどうにかなるじゃん。男だし、、、、、
博士

さて、フミヤさん。
今日は『男はなぜ女心が分からないのか』っていうテーマで
進めてきましたが。
女心を読めるようになるには?
どうすればいいですか?

藤井

女心を読めるようになるにはねえ、、、、、
やっぱり
本当に優しくないとダメ!
優しいと読めると思うよ。

博士

すばらしいー(笑)

ミヤカワ (吹き出しながら)でも、フミヤさんは読めてないんですよね?(笑)
藤井

うーん、でも本当はきっと読めてんだよ。
分からないフリしてた方がいいんだよ。

ミヤカワ うーん、なるほどねーそれも思いやりですねー。
藤井 そうね。
博士 分かりました。
今日はどうも本当にいいお話をありがとうございました。
藤井

(立ち去り際、後ろの助手たちの方を振り返りながら、いきなり)じゃあ、どの娘にしようかな?

博士 アハハハハハハハ!!(後ろに倒れながら、爆笑)
ミヤカワ なんで選ぶんですか!?(笑)
藤井

えー違うのー?

ミヤカワ 違いますよ!!
藤井 最後に「ピンポンパン」とかで、おもちゃ持って帰っていい、みたいな、、、(笑)
<一同爆笑>
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