第12回(1月7日)放送内容

ゲスト ユースケ・サンタマリア
テーマ なぜ恋愛は障害があると燃えるのか?

悲恋の名作「ロミオとジュリエット」は、両家の親同士が憎しみ合うという大きな障害の中で、2人の恋心が激しく燃え上がるお話。
この物語の心理を科学的に分析したのが、ドリスコールとリペッツの実験です。カップル140組から本音のアンケートをとり、2人の愛晴を「熱愛度」、両親の反村を「妨害度」として相関関係を調べました。
すると「親の妨害度が高ければ高いほど、それに比例して2人の熱愛度も高くなる」という傾向がみられたのです。
妨害されると愛が深まる一一この人間心理を「ロミオとジュリエット効果」と名づけました。
また、困難な障害は恋が芽生えるきっかけになるとも言われています。
それを裏づけるのが「ストレス共有理論」です。
男女2人が同じストレスを受け続けると、その2人は恋愛によってストレスを解消しようと、無意識に働き合い、恋に落ちるというのです。

そこで、実験。
実験モデルの女性A、B、Cの3人とl対lで向き合い、目の前のランプがついたら2人同時に手元のボタンを押してもらいます。
ボタンを押すと椅子に電気が流れ、ストレスを与える仕組みになっているのですが、それぞれ違う設定になっています。
Aの女性の場合は、ユースケさんの椅子だけ電気か流れ、Bの女性の場合は、女性の椅子だけ電気が流れ、Cの女の場合は、両方の椅子に電気が流れ、ビリっとくることになっています。
ストレス共有理論が正しけれぱ、ユースケさんはCの女注に最も好意を抱くはず。

実験結果

もっと詳しく知りたい人のために、
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