第13回(1月14日)放送内容

ゲスト 内藤剛志
テーマ なぜ恋をすると香水をつけるのか?

永遠のセックスシンボル、マリリン・モンローはこんな発言をして、世の男性たちを虜にしました。
「ベッドに入る時身につけるのは、シャネルのナンバー5だけよ」
男心をくすぐる香りの魔力、それは、一体どんなものなのでしょうか?
アメリカのある大学で男子学生をサンプルにひとつの実験を行いました。
それは男子学生ひとりひとりに実験モデルの女性数人と順番に面接させ、それぞれの第一印象を20項目にわたって聞くというもの。その際、女性モデルの中には香水をつけている者とつけていない者がいまいた。
その結果、実に興味深い結果が得られています。それによると、香水をつけていない女性にくらぺて、つけている女性の方が外見的な魅力はもちろん、人格まで高く評価されたのです。
では日本人男性にとって、女性の良い香りとは何か?
100人を対象に調査したところ、結果、一番好きな香り第一位はシャンプーの香りとなりました。

そこで、実験。
3種類の香り(A消臭スプレー、Bシャンプー、C湿布)をまとった3人の実験モデルの女性と、順番にチークダンスを踊ってもらいます。その後で、3人のうち誰が一番好感度が高かったかを答えてもらいます。
シャンプー理論が正しけれぱ、内藤さんはBの女性を選ぶはず。

実験結果


実験後、「人はよい香りを嗅ぐと、恋心が芽生えてしまう」ということを解説。
この謎をとくカギは人の脳の中にあります。脳の中に臭覚(匂い)の情報を伝える神経は5感の中で唯一感情を司る「扁桃体」に直結します。恋愛中枢ともいわれる、扁桃体を刺激する結果、よい香りを嗅ぐと、無意識的に「好き」という感情が芽生えてしまうのです。
また香り(匂い)が記憶を呼び覚ますメカニズムをプルーストの「失われた時を求めて」をテキストに解説します。

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