第22回(3月18日)放送内容

ゲスト 佐野史郎
テーマ 男はどんなファッションにときめくのか?

デートの前に鏡の前で「何を着ていこうか・・・」とアレコレ悩むのは、世界共通の女性の悩み。
ファッションは恋する女性には重要な意味をもっているはずです。
アメリカの精神医学者ポール・エクマンとウォーレス・V・フリーセンはこんなことを言っています。
「衣服とは、それを着る人が相手へ自分を印象づけるコミュニケーションの道具である。」
この事を言葉を使わない非言語コミュニケーションといいます。
ただしこのコミュニケーションには「発信者と受信者が共通の認識をもつとは限らない」という側面があります。
つまり、服を着る側の思惑とそれを見る側の印象は必ずしも一致しないというわけです。
たとえば、女性はオフィスでは活動しやすいからという理由でスリット(わきなどがあいているデザイン)が深く入ったスカートをはきますが、男性の眼には必要以上にセクシーに映ってしまう、というような予想外の効果を生む可能性があるわけです。
フランスの哲学者ロラン・バルトは名著「モードの体系」の中でこう言っています。
「身体の中で最もエロティックな場所は、衣服が口をあけている場所ではないだろうか」衣服が口をあけている場所、それはまさしくスリット。動く度に開いたり閉じたりする、その口から見え隠れする女性の身体はセクシーな魅力に満ち溢れています。

そこで実験。
佐野さんにはカメラマンになったつもりで3パターンのファッションの女性を次々に撮影してもらいます。
Aの女性はミニスカート。
Bの女性は胸元が深くカットされたシャツ。
Cの女性はスリット入りのスカート。
もし「スリット理論」が正しければ、サンプル佐野史郎はCのファッションの女性に一番ときめくはず。

実験結果

また、アメリカの科学者ディッタミとグラマーの調査を紹介。
女性に肌の露出度の違う8パターンの服飾をしてもらい、それぞれの服を着ている時の生理的変化を調べました。
すると、肌の露出度が高いほど唾液中に含まれる「エストラジオール」が多いことが分かりました。
「エストラジオール」とは、女性ホルモンの一種。この分泌量が多いと、女性はいつでも若々しくいられるのだそうです。

恋愛心理解剖トーク

江角マキコ博士(以下、博士)  
助手ミヤカワ(以下、ミヤカワ)  
サンプル 佐野(以下、佐野

博士 佐野さんは女性の第1印象で着ている服って気になりませんか?
佐野 なりますよね~。
博士 そうですよね!
佐野 それで大体出ちゃいますよね。
博士 ねぇ。
ミヤカワ 男性がドキっとさせられる女性のファッションってあるはずじゃないですか
佐野 ありますよね。
ミヤカワ

ノースリーブで、肌が露出している女性、
胸元がわりかしざっくり開いている女性、
そして足が出ているミニスカート系の女性

3つで言うと、どれが一番ドキっとしますか?

佐野 俺、足なんじゃないかなぁ、、、、
ミヤカワ あ、足フェチ!(笑)
佐野 でも、着ている人とのマッチングだからなぁ
博士 もちろん、そうですよね。
ミヤカワ そうですね。
博士

あの、服全体でその人の印象が決まるわけでもなく、服から覗いている、肌の部分の所作(しょさ)も大切ですよね

佐野

そうですね。
全然気にしなくてミニスカートはいて「ぶんっ!」(といって足を広げる)なんてやられてたら、、

<一同笑い>

佐野 やですよね。
ミヤカワ 「隠してくれよ!!」って気になりますよね
博士 (笑)
佐野

人間って弱いでしょう、女の人なんて特に弱いし。
そこで自分を悟られまいとしてする仕草に「なんかあるなぁ〜」とセクシーな感じしますね。

博士 なるほど。
ミヤカワ

あの~、、
(博士の方を見て言いにくそうに)

博士ファッションっていうのは、これ、、、どうなんでしょう?

佐野 う~ん、、、、
ミヤカワ 佐野さん、、、
博士 これはビシバシ行く系なんですけれど
(きりっとして)

<一同笑い>

佐野 あの、、僕江角さんと同郷なんですよ
ミヤカワ はぁはぁ
佐野 あっちの方ってクラスに必ず一人いるんですよ
ミヤカワ・博士 (???という顔)
佐野

(指を折りながら)ものすごく活発で、わりとクッキリした目鼻だちで、美人で、快活な女の子が

ミヤカワ はぁ
博士 、、、、(照れてうつむく)
佐野 その反面、こう俺みたいなドヨンとした
博士 わはははは!!(笑)
佐野 こう、マニアックな人がいて
ミヤカワ 自分でドヨ~ンって、、、
佐野

で、よく俺いじめられたんですよ
「何やってんだよ佐野!!」
とか言って

博士 わはははははは!!
ミヤカワ こういうの(ハートの棒)でぶたれるような!
佐野 そうそう

<一同大爆笑>

ミヤカワ では、そんな佐野さんに恋愛心理実験をして頂きましょう!

<恋愛心理実験>

枯れ木の根っこの部分を書くという実験
佐野さんの書いたけたたましい程の根っこを見て博士は急に、、

博士 うわぁ~!!それ恐いですよ!
佐野 なにが!

<一同大爆笑>

博士 (頭を抱えて)こ、こ、恐~い!
佐野 (自分の絵を見て)これ、怪獣?

<一同大爆笑>

二人の根っこの絵は基本的には大きく、広くフリップいっぱいに書かれていた。
このテストは『失恋の時あなたはどんな態度をとるか?』というもの

二人とも『失恋をすると何をしでかすかわからないタイプ恨みつくしてたとえ死んでも化けて出る!』という結果になった

この結果をうけて佐野が一言

佐野 あ~、、演技に出てるな。

<一同大爆笑>

博士 あの、佐野さんにとって恋ってなんですか?
佐野

恋愛は甘美でものすごく憧れはあるけれど『恐ろしいな』と思っていますね。

博士 う~ん
佐野 だって、、、ねぇ、いろんなの見ててごらんなさいよ、あなた。
博士 う~ん
佐野

「恋は盲目」っていうけど見えなくなっちゃうとあっという間に足元すくわれちゃうんじゃないかなぁ?   

もっと詳しく知りたい人のために、
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