第10回(12月17日)放送内容

ゲスト 今井雅之
テーマ なぜ人は告白する特、声が上ずるのか?

好きな人の前に立って、「今日こそ大事な告白」というシーンで妙に声が上ずってしまったなんて経験はありませんか?
「す、す、すきですっ」
自分の声じゃないみたいで、本当に情けないったらありゃしない・・・。ところがこれ、ちゃんと科学的に説明できることなのです。相手に対して好意を持っている場合、人は知らず知らずのうちに高い音階になってしまう。これを「ハイオクターブ理論」といいます。

今回の実験は、実験モデルの女性3人(A、B、C)のうち、どの女性が一番好みかをあらかじめ選んでもらいます。そしてその後、1人ずつに愛の告白をするという設定でトークしてもらいます。
その声の高低をコンピューターを使って分析。もしハイオクターフ理論が正しければ、今井さんは好みの女性と話す時に声が高くなっているはず・・・。

実験結果


実験後、恋愛において声がいかに重要な役割を果たすかを解説。
たとえば男性は、女性の好みを目からの刺激(見た目)によって判断しているのにくらべて、女性は男性の好みを耳からの刺激(声)によって判断していることが多いことが明かされます。その秘密は女性の性感帯。性感帯の正体ともいうべきパチニ小体は、皮膚の表面にあって周波数200ヘルツの音に最も感じてしまうのです。その200ヘルツとは、なんと成人男性の平均的な声の高さ!つまり、恋人たちは話をするだけで、体中の性感帯を刺激していることになるというわけです。
だからこそ、告白する時は上ずったりしないで、できるだけいつもの声で!!

もっと詳しく知りたい人のために、
「恋愛の科学」の本が出ました!!