木村佳乃(以下、佳乃)
ユースケ・サンタマリア(以下、ユースケ)
秋吉先生(以下、秋吉) |
ユースケ |
今日は、何でも聞きますので、
何でも答えて欲しいんですが、、 |
秋吉 |
えへへへへ、それはまずいなあ。 |
ユースケ |
では、その前に佳乃くんがかかえている問題(「恋人についてどこまで知るべきか?」)について我が家庭教師センターでこんな調査をしてみたので、ちょっと見てもらおうかな、VTRドン!! |
VTR:街行く恋人同士に、お互いの事をどのくらい知っているのかを調査 |
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秋吉 |
(VTRを見終わって)楽しかった。 |
ユースケ |
という事でね、確かに昔のあだ名とかは分かっても、
貯金いくらとかそういうところまではね、知らなかったりするカップルが多かった訳です。 |
佳乃 |
では、ズバリ今日の本題なんですけれども、
先生は、恋人についてどこまで知るべきだと思いますか? |
秋吉 |
「現在(いま)のことも、それから
昔どこで北京原人をやっていたのか、に至るまで
何でもかんでも知るべき説」です。 |
ユースケ |
でかい説だ、オイ!! |
佳乃 |
もうすべて、って事ですね。 |
秋吉 |
これは、私の恋人の話じゃないんだけど、
“貯金箱”っていうあだ名の男の子がいるんですよー。
なぜ、そんなあだ名かっていうと、頭のてっぺんに10円玉が入るくらいのハゲがあるの。 |
ユースケ |
あー1本線の。 |
秋吉 |
それは、友だちとワンパクしてた時に、相手の子に後ろから「カーン」って何かで殴られて、頭が割れちゃったんだって。
で、そういう話も彼女が聞いとくと、彼にもそういうワンパクな時があったんだなって、愛せるじゃないですか。 |
ユースケ |
今はこんなに気のやさしい人なのに、昔はやっぱり“やんちゃ”してたんだなぁ、とか。 |
秋吉 |
そう、そういう時あったんだなー、とか。
そういう事、考えませんか? |
佳乃 |
うん、考えますね。 |
ユースケ |
じゃあ、逆に先生が知られたくない事、
隠したい事はありますか? |
秋吉 |
健康状態!! |
佳乃 |
(驚いて)健康状態!? |
ユースケ |
先生!!? |
秋吉 |
例えば、「2人でいつかインカ帝国行きたいね」とか話してて、、、、 |
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<一同爆笑> |
佳乃 |
ペルーですね。 |
ユースケ |
滅多に出そうにない名前ですけど、“インカ帝国”って。 |
秋吉 |
それとか、「南極でオーロラ見たいね」とか、、、
でも、実は私、体弱いんですよ。
ペルーは高地だから、絶対頭が痛くなるでしょ。
私、高野山でも頭痛くなっちゃったんですよ。
だから、その事が行く前にバレちゃうと、せっかくの世界はどこに行っちゃったのって、思っちゃうから、、、
私の健康状態は、絶対にふせといて、
現場行っちゃって、倒れたりする分にはもうバレてもいいから。 |
佳乃 |
あるんですか?そういう事。 |
ユースケ |
男の方は大変じゃないですか!! |
佳乃 |
今までに倒れてしまった経験は? |
秋吉 |
何度もあるんです。 |
佳乃・ユースケ |
何度も!? |
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<一同大爆笑> |
秋吉 |
私よく胃が痛くなるんですよ。
昔、体育会系の人と付き合ってたことがあって、胃が痛くなった時に、その人が
「久美!走れば治る!!走れば治るんだ!!!」って、胃が痛いのに走らされて、はいちゃったことがあるんですよ。 |
佳乃 |
かわいそう。 |
秋吉 |
「走れば治る。走れば治る。」っていうからー |
佳乃 |
走ったんですか? |
秋吉 |
うん。 |
佳乃 |
エライー |
ユースケ |
それ、すごいよね。 |
秋吉 |
「薬ばっかり飲んだら、体が悪くなる」とか言って、
「新陳代謝をよくすれば治るんだー」って、やっぱり体育会系の人だから。 |
ユースケ |
ヘロヘロなのに走って、、、 |
秋吉 |
ずっと部屋の中を何十回も走らされて。 |
ユースケ |
せめて外に走りにいけばいいのに。 |
秋吉 |
そしたら、もっと頭が痛くなって、
キモチ悪くなっちゃって、寝込んじゃって、、、 |
佳乃 |
そういう時、恋人に文句言わないんですか?
「あなたのせいよ」って。 |
秋吉 |
最初は、私も「走れば治るのかな」って思っちゃったんですよ。 |
ユースケ |
本当にそう思ったんだ。
でも、そうなった時、彼氏はどうでした? |
秋吉 |
「この方法がダメな人もいるんだね」って言ってました。 |
ユースケ |
彼氏もなかなかかわいらしい方で、、、、、 |
秋吉 |
それでは、こいつ最近何か隠してるなーって思ったら、どうしますか? |
ユースケ |
「何か隠してるなー」って言います。 |
秋吉 |
(恋人になった演技をして)
「いっ、いや何も隠してないよ、、、、」 |
ユースケ |
「絶対、隠してるよ!!」 |
秋吉 |
「いや、隠してないって!!」 |
ユースケ |
「だってさ、、、」「だってさ、、、」「だってさ、、、」
ってどんどん問いつめる。 |
ユースケ |
そういう風に、バンバン聞いて、絶対聞き出しますか? |
秋吉 |
ただ、“ヒミツ”と“隠し事”は違うんですよ。 |
ユースケ |
あー |
秋吉 |
私、“ヒミツ”が好きなんですよ!!
この人隠してるけど、宇宙人なのかなあ、とか、、、、 |
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<一同大爆笑> |
秋吉 |
もしかしたら、悪魔かもしれないんですよ!!
だって悪魔ってのは、絶対自分が悪魔だってバラしちゃいけないから、絶対しゃべんないんですよ。 |
ユースケ |
先生、ちょっと待って下さい!
今までに悪魔とか宇宙人に会ったことあるんですか!? |
秋吉 |
いやだから、悪魔かもしれないな、って時々思いながら、カマかけてみたりするんですよ!! |
佳乃 |
どんなカマかけるんですか? |
ユースケ |
聞きたいねー。 |
秋吉 |
フフフフフ。
そうしているうちに、悪魔かどうかは、だんだん分かるようになってきたんですけど。 |
ユースケ |
どうやって悪魔かどうか見分けるんですか? |
秋吉 |
悪魔って、普段はすごくいい人なんですよ。 |
ユースケ |
ボク、すごくいい人ですよ。 |
秋吉 |
あとね、甘いものが好きなんですよ。 |
ユースケ |
オレ、大好きです。大好きですよー!! |
佳乃 |
ってことは、悪魔だー、この家庭教師センターの人!! |
ユースケ |
ちょっと待てよ。
甘いもの好きな人、いっぱいいるっつーの。
他には、(悪魔の条件)ないんですか? |
秋吉 |
あとね、「悪魔」って言われると絶対否定するんですよ。 |
ユースケ |
そりゃあ、だって悪魔じゃないもん。 |
秋吉 |
いや、それは悪魔なんですよ。
そういう“悪魔族”っていうのが絶対いるんですよ。 |
ユースケ |
そうだとすると、今まで話してきたことの意味がちょっと変わってきますよね。
相手の事を知りたい、とかいう以前にこいつ悪魔なのか、それとも宇宙人なのか、を見極めてるという、、、 |
秋吉 |
そう、見極めてるんです。 |
ユースケ |
こっから見た人(視聴者)は、どう思うんだろ?
何の話してんだろ?
この番組、「レンアイのカテキョ」だろー、みたいな。 |
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<一同大爆笑> |